40代・50代のシェアハウス・ルームシェアは可能か?
家族以外の他人と住むシェア暮らし。昨今ではテレビなどのメディアでも話題にとり上げられ、だいぶ世間に浸透してきました。
その流れに乗り、おしゃれできれいなシェアハウスが増えたことで、安下宿のイメージがあった昔のゲストハウス時代と違い、今では40代~60代前半の見学者さんや入居者さんも徐々に増えています。
ですが、供給される物件やメディアで扱われる話題は、まだまだ20代・30代を対象としたものが中心です。検討する際に、少し抵抗を感じることも少なくないでしょう。
多様性の社会になってきて、結婚する人が減り、離婚も増えているから、今後もおひとりさまは年齢問わず増えていくはずです。それを考えると、40代以上を対象としたシェア物件の需要はますます増えるのではないでしょうか。
今回の記事は「40代・50代のシェア生活について」です。
私たちは自らのシェア暮らしの経験を生かし、40代以降で初めてシェア物件への引越しを検討している方や、空き部屋・空き家などを利用してシェアを考えている方へのサポートを行っています。
みなさまの新しいチャレンジを応援します。ぜひ最後までご覧ください。
40代・50代のシェアハウス・ルームシェアはOK?
前述したとおり、まだまだシェアハウスやルームシェアには、若い世代だけが活用するものというイメージがあります。40代・50代の大人世代がシェアハウスやルームシェアを検討するのは、不自然なことなのでしょうか?
「わたしは、独身ならオススメするわ。家で誰かと話せることって大事だし、楽しいもの」
年齢を重ねるにつれ、家族を持ったり、仕事で遠隔地に行くなど、それぞれの生活スタイルの変化に伴い、親しい人と会う機会や新たな出会いの場も減っていきがちです。
一人を楽しむ人もいる一方、人によっては、人と離す機会が減ると寂しい時もあるでしょう。「今はいいけど、将来一人でもいいのかな?」と漠然とした不安を抱える人もいます。
家族や同僚、友人には話しにくいこともルームメイトになら話せて、気持ちが楽になることがあります。「誰かと話せる」ということがシェア暮らしの大きなメリットの1つです。
色々な地域・国・世代の人が集まるシェア暮らしでは、程良い距離感の人間関係に、心地よさを感じるシーンが多々あるでしょう。
逆に誰とも話したくない時は、ハウスのレイアウトにもよりますが、誰にも会わずに自室へ移動して、一人でいることもできます。
疲れて帰ってきた日はすぐに自室へ移動して休む、誰かと話したいと思った時は共用部のリビングへ行く、そういった選択ができるのはいいですよね。
その場合、ダイニングやリビングなどの共用部を通らないと自室に行けない間取りは要注意。
若い世代と違い、多くの悩みや考えるべきことを抱える40代・50代の大人世代。いつでも誰かと気軽に話すことができるコミュニティの必要性も高く、シェア暮らしの検討はおすすめです。
ルームメイトには、友達に連絡して話すほどでもないような、ちょっとしたことでも気軽に話しやすいですよね。
シェアハウスとルームシェアの違い
ここで改めて、シェアハウスやルームシェアについてご説明します。
シェアハウスやルームシェアとは、家族ではない人と一緒に、一つの住居に住む暮らし方です。専門的には「共同居住型賃貸住宅」と言います。
ルームシェアとシェアハウスには、実はどちらにもはっきりとした定義がありません。大きな違いの一つは、所有者である大家さんとの間に、運営事業者が介在するかしないかという点と言われています。
ルームシェアには運営事業者が存在せず、大家さんと、居住者の一人(もしくは居住者全員)が賃貸契約を直接結んで、複数人とシェアして住むスタイルが多いです。
ルームメイトと家賃を折半すれば、駅近物件や広いお部屋など、一人暮らしよりも良い条件の物件も選択肢として広がりますが、話し合って生活ルールを決め、備品の購入や掃除もすべて自分たちで行う必要があります。
一方シェアハウスの多くは、大家さんと居住者の間に運営事業者が存在し、決められたルールに従って生活します。
ルールの設定や、備品の購入、掃除などは運営事業者が行う反面、手数料があったり、家賃が高めな物件もあります。
運営事業者が入っていても、掃除や消耗品の購入は入居者分担制の場合もあるので、確認が必要ですね。
ただ、運営事業者を介さず、友達同士でのルームシェアもシェアハウスと呼ぶケースもありますし、ルームシェアであっても運営事業者を介するケースもあり、はっきりと統一はされていないようです。
入居人数は、個人で契約するケースが大半のルームシェアだと2人~3人の少人数であることが多く、一方シェアハウスでは、少ないところでは3人から、戸建てハウスだと4人~10人未満の小型タイプ、10~30人程度のミドルタイプ、50人から100人超の大型タイプまで幅広く存在します。
シェア暮らしに必要な心構え
シェア暮らしを検討する際、大切な心構えがあります。それは、一緒に住むのは家族ではない他人だということ。自分とは異なる環境で育ってきた人だということです。
家族であれば通用していたことを、ルームメイトに対しても求めてしまうと、トラブルにつながることもあります。
シェアハウスやルームシェアで一緒に暮らすのは、それぞれに職業があり生活がある、独立した個人同士です。自分のことはすべて自分で行うことが必要です。
年齢制限のあるシェアハウスとトラブル
一部のシェアハウスでは、20代限定、35歳まで、など、居住者の年齢制限が設けられているケースがあります。
ハウスや事業者によって理由は異なるものの、多くは世代間トラブルを避けるためみたい。更に若めの世代であれば、トラブルがあっても事業者側の注意で修正できるケースが比較的多い、という判断のようですね。
確かに、違う世代間の人同士が一緒に暮らすと、価値観の違いから問題が起こりやすいのかもしれません。
世代が違う人同士で暮らしていると、上の世代の人間が自分都合のルールを設けたり、若い世代が委縮してそのまま退居してしまう、といったトラブルにつながる場合があるようです。
若くても問題ある人はいるし、年齢だけでもないのですけどね。
その人となりを年齢だけで判断するのは正しくないことですが、トラブルの確率が高いという判断で、いくつかの事業者が年齢制限を設けているのは事実です。
40代・50代こそシェア生活の積極的な検討を!
結論を言うと、コミュニティを極めて身近に持てるというシェア生活のメリットは大きく、40代・50代の大人世代こそ積極的に検討していくべきです。
ですが、シェアハウス・ルームシェアの利用者は20代・30代が多く、事業者もその層をターゲットとしたハウスづくりを行っています。そのため、40代以上のニーズに合ったハウスが少ないのが現状です。
私たちは、大人世代のシェアする暮らしをもっと気軽に検討していただけるよう、over40の方が同じ趣味を持つ方と住むコンセプトシェアハウスや、同世代の方とのルームメイトを探すためのLINEグループを作りました。
このグループでは、どんな方と集まりたいか、どんな方と合うか、依頼者様のご希望に沿って検討を進め、楽しいシェアハウスが実現できるようコーディネイトしてまいります。ぜひみなさまもご参加ください。
終わりに
私たちは40代・50代の大人世代、同じ趣味を持つ女性のルームシェアやシェアハウスづくりを応援しています。
オトナ女子の世代限定シェア生活にご興味がある方、または私たちの想いに共感いただき、住居のご提供を検討いただけるオーナー様、ぜひご連絡ください。
いいメンバーと巡り合って、大人世代だからこその充実したシェア生活を実現しましょう!
ご興味のある方は、下記フォームよりお気軽にご連絡ください