自宅の空き部屋をシェアしたい!気になるメリット・デメリットとは
今、自宅の使っていない空き部屋を有効活用する方法の一つとして、自宅の一部を「シェアハウス」や「ルームシェア」として貸し出す人が増えています。
「自宅の空き部屋をそのままにしておくのは何となくもったいないな。何かに活用することはできないのかな・・」
今回は、このようにお考えの方に、自宅をシェア暮らしの空間として貸し出すメリットについてご紹介したいと思います。
あわせて、「興味はあるけれど人に貸し出すのは少し不安だな・・」という方に向けて、考えられるデメリットについてもお伝えします。
ぜひ、これから自宅の空き部屋を活用したいとお考えの方は、参考にしてもらえたら嬉しいです。
自宅の空き部屋をシェアするメリット

まずは、空き部屋を貸し出すメリットからご紹介します。
空き部屋を活用することで収入源になる
人によっては、これが自宅の空き部屋をシェアする最大のメリットと言うこともできるでしょう。
しかも、戸建ての賃貸物件とは異なり、空き部屋単位で募集を行えるので空室リスクが低いです。また貸し出す空き部屋の数次第では一括賃貸よりも多い収入につなげることができます。
もともと不動産投資を検討していた方が、自宅の空き部屋を利用したシェアハウスを始めるというパターンもあります。
さらに、自宅の空き部屋をシェアして人に貸し出すことで、その収入を老後資金に充てたいと考えている中高年の方も増えているようです。
やはり、収入が増えると言う面では、かなりのメリットがありそうですね。
初期費用が安いため始めやすい
自宅の空き部屋を活用した「シェアハウス」や「ルームシェア」では、シェアする物件を新たに建てる必要はなく、最低限のリフォームだけでも運営できるため、初期費用が比較的安く済む場合が多いです。
銀行から多額の融資を受ける必要もないため、金銭面でのトラブルを極力避けることができそうです。
設備に関しても現状で問題のないパターンも考えられますので、いきなり多額の借金を背負う心配も少ないでしょう。
一般的な不動産投資と比較してみても、かなり始めやすいと言えるのではないでしょうか。
職業や価値観を超えた多様な出会いがある
自宅の一部をシェアすることで、家の中には常に家族以外の住人がいます。
そのため、入居者との交流も楽しみの一つになり得ます。
出身や職業、考え方も違う人たちが集まって暮らすシェア暮らしの醍醐味を味わうことができるというのは本当に魅力的です。趣味や世代など自分の好きなカテゴリーを集めたコンセプト型のシェア暮らしもできます。
中には、入居者と家族同然の仲になり、ホームパーティーをしたり積極的にコミュニティを構築していくオーナーも実際にいらっしゃいます。
楽しそうですよね!
一人が不安な方は同居人がいる安心を感じられる
自宅の空き部屋をシェアしたいという人の中には、一人暮らしに不安を抱えているという方もいらっしゃるようです。
同居者がいれば、何かあったときに助け合えるので心強いですものね。
また、一人で生活するよりもみんなで生活する方が好きだという人にも、自宅の空き部屋をシェアするのはおすすめです。
ぜひ自宅の空間をシェアして、自分自身の時間も豊かになるような空き部屋の使い方を検討してみてください。
自宅の空き家化を防ぎつつ有効活用してもらえる
自分が歳をとり、介護施設などに転居して自宅に住めなくなった後でも、自宅を活用してもらうことができる場所にしたいという思いから、自宅のシェアを始めたという事例もあります。
日本の少子高齢化による空き家問題が深刻ですが、こうした事例を参考に、空き家になる前から対策ができると、少しずつ空き家の減少にもつながっていくのかもしれませんね。
自宅の空き部屋をシェアするデメリット

続いて、気になるデメリットについてもご紹介します。
設備投資が多額な場合もある
シェアに貸し出す自宅の設備状況から、状況によっては多額の修理や改装が必要なることも考えられます。
そのため、一から物件を建てるほどの費用はかからないにしても、少なからず金銭的な負担が発生することは把握しておくべきでしょう。お風呂やトイレなどの設備が普通に利用可能なレベルであれば、最低限必要なのは玄関や個室の鍵設置くらいですが、あまりに状態が悪いと競争力が弱くなります。
ご興味ある方はどの程度の費用がかかるか専門家にご相談いただくとよろしいかと思います。
設備などの維持管理をする必要がある
自宅の空き部屋を貸し出す場合は、他人に貸しても問題のないような最低限の設備が必要になることはもちろんですが、その維持管理・メンテナンスも欠かせません。
電気、ガス、水道、セキュリティ、その他様々な面で設備を良好に保つための管理費がかかることも事前に理解し、思わぬ出費にも冷静に対処できるようにしておきたいところですね。
入居者間のトラブル対処が必要な場合もある
人間関係の問題は自宅の一部をシェアした場合に限らず、「シェアハウス」や「ルームシェア」を運営するオーナーの多くが直面する可能性が非常に高い問題です。
戸建てやアパート、マンションを貸し出す場合は1組ずつの入居になるため入居者間のトラブルは比較的起きにくいと考えられますが、シェア物件となると入居者の数だけトラブルの可能性も大きくなります。
オーナーとして、入居者同士の問題に冷静に対処することが求められます。トラブルが予想されるような入居は認めないようにし、日頃から細やかに気を配り、トラブルを未然に防ぐ努力も必要になってくるのではないでしょうか。
入居者の募集やコミュニティ形成にも気を配る必要がある
自宅の空き部屋を誰かに貸したいと思っても、身近に借りたいという人がいなければ、入居者を自ら募集する必要があります。
募集する方法は様々ありますが、自分で探すとなると、当然ですが手間はかかるでしょう。
さらに、募集して入居者が集まったあとは、入居者同士のコミュニティづくりにも気を配る必要があります。
そのため、オーナー自身も日頃から入居者と積極的にコミュニケーションを取ることが重要になってきます。
他人との生活に居心地の悪さを感じる場合もある
これは自宅の空き部屋をシェアするオーナーにとっては致命的なデメリットかもしれません。
もともと一人暮らしや家族との暮らししか経験したことのない方や、基本的に一人でいることを好む方などは、自宅に他人がいること自体、居心地が悪く感じられる可能性があります。
ですので、そのような方はできるだけ他人と暮らすという感覚をある程度体感してから自宅のシェアを検討してみることをおすすめします。
まとめ
今回は、余っている自宅の空き部屋を「シェアハウス」や「ルームシェア」として貸し出す場合のメリットとデメリットについてお話しましたが、いかがでしたでしょうか。
これから自宅の空き部屋活用を検討したいという方の参考になりましたら嬉しいです。
もし、「シェアハウス」や「ルームシェア」の運営について聞いてみたいことなどがございましたら、ぜひ私たちにお気軽にご相談ください。
自宅を活用した新たなシェア暮らしについて、一緒に考えてみましょう!